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鉄道好き子づれ旅行記〜阿蘇・別府編〜

1歳と3歳の子どもを連れて、福岡から1泊2日で特急「あそぼーい!」と「ゆふいんの森」に乗ってきました。宿泊は別府の「杉乃井ホテル」です。

「あそぼーい!」・「ゆふいんの森」はどちらも別府・大分に停車するため、多少強引に一筆書きでのプランが可能です。

が、「ゆふいんの森」は時期により博多〜由布院区間の便が運休なので(その先の大分・別府まで行かない)今回は別府から由布院へはバスで移動しました。

1日目:

レンタカーで博多→阿蘇

阿蘇駅より特急「あそぼーい!」に乗車  別府「杉乃井ホテル」泊

2日目:

バスで別府→由布院

由布院駅より特急「ゆふいんの森」に乗車  博多へ

1日目

まずはレンタカーで阿蘇駅まで向かいました。

その後は電車で博多まで戻るため、レンタカーは乗り捨てでの利用になります。阿蘇駅すぐ近く歩ける距離にトヨタレンタカーがあるのでそちらが便利です。

だいたい乗り捨て料金が追加で6000円〜7000円だったかと思いますが余計なことを考えずに車を置いていけます。

高速道路のルートは日田経由・熊本経由とあります。今回は上の地図のように日田経由を選択。「鍋ヶ滝」や「大観峰」付近を車で通過するので、時間に余裕があればそちらの観光が可能です。

「鍋ヶ滝」・「大観峰」
鍋ヶ滝

滝の裏側から眺めることができ、別名「裏見の滝」裏見の滝と呼ばれる。「生茶」や「お−いお茶」のCMで登場。おすすめの時間は午前中で、まるで滝に光りのカーテンがかかっているかのように見える。

画像・紹介文 黒川温泉公式HP(https://www.kurokawaonsen.or.jp)より参照

大観峰

カルデラ盆地とその中央にそびえる阿蘇五岳の眺めが素晴らしい展望所。写真のような雲海が眼下に広がるのは稀だが、これからくだっていく阿蘇の町を眺めることができ、その高低差は一見の価値あり。茶店には阿蘇小国ジャージー牛のミルクを使った濃厚ソフトクリームも。

画像・紹介文 黒川温泉公式HP(https://www.kurokawaonsen.or.jp)より参照

1日1往復の特急「あそぼーい!」が15:11阿蘇駅発なので朝から出発してこれらの名所をドライブしながら行くのが楽しいです。

今回は「大観峰」に立ち寄り、阿蘇駅に到着です。

大観峰。大げさかもしれないがグランドキャニオンを彷彿させるような切り立った地形もみられる。

行ったことないけど。

これからこの盆地内にある阿蘇駅に向かう。

阿蘇駅。となりの道の駅 阿蘇では自宅用「とり宮」の馬ロッケ(馬肉を使用したコロッケ)が手に入る。

特急「あそぼーい!」

「あそぼーい!」は阿蘇〜別府を約2時間で結ぶ4両編成の観光列車です。

幼児の乗車を想定した親子シートや木のボールプール、くろカフェを擁する3号車は子どもに絶大な人気を誇ります。

最前列は運転席ではなく全面パノラマシートになっており、3号車とは対照的に静かにゆったり旅を楽しむことができました。

こちらはまた別で詳しく紹介予定です。

観光に伴う「移動時間」すら「イベント」に変えてしまい、大人も子どももあっという間の時間にさせてしまう素敵な列車でした。

別府「杉乃井ホテル」宿泊

「あそぼーい!」で到着した別府駅からは西口から15分おきに杉の井ホテルの送迎バスが出ているのでホテルまでの移動は容易でした。

杉乃井は「安い!」という広告に惹かれ学生時代や研修時代に利用したイメージでしたが、いつの間にやらそこそこいいお値段のホテルになっていました。土日は特に。

2016年に新しくできたという「シーズテラス」(上の写真)を一度見てみたく初めて「中館」に宿泊。リゾートホテルの雰囲気を味わえました。

https://www.suginoi-hotel.com「グレースフロア」より転載

小さい幼児連れでも安心の和洋室。

山側での予約だったものの、当日空きが出たためかホテル側のご好意で海側のしかも窓が2面の角部屋へ案内していただけました。感謝です。

この日は夕方6時ごろの到着でしたので、棚湯と夕食、ホテル前のイルミネーションを楽しみ就寝。

2日目

2日目は17:08由布院駅発の特急「ゆふいんの森」に乗車する予定なので、「杉乃井ホテル」の朝食バイキングを楽しんで部屋でのんびりした後に「アクアビート」で時間を過ごしました。

杉の井はコンテンツ盛りだくさんで時間が余るということはなく子連れにはとてもいいですね。

https://www.suginoi-hotel.com「シーダパレス」より転載

朝食会場はこちらの「シーダパレス」を利用。中央にミニ水族館。

小さな子ども連れであれば、天井近くを列車が走るキッズエリアがおすすめでした。

複数ヵ所に食事会場があるので違った会場を楽しむのが良かったです。

https://www.suginoi-hotel.com「アクアビート」より転載

おおよそ4月〜9月くらいの期間であればこちらの「アクアビート」が利用できます。

宿泊者は無料で利用可能なので嬉しい特典です。料金込みの宿泊費ですね。

20年以上前、子どもの頃に1度来た気がしますがリニューアルを挟んでいるのかキレイでした。

特急「ゆふいんの森」

再びホテルのシャトルバスで別府駅に戻った後は亀の井バスで由布院駅まで移動しました。

バスで杉乃井ホテルから見下ろせた道路を通過したので荷物が少なければ直接近くのバス停まで歩けば良かったかも。

特急「ゆふいんの森」は1日3往復ですが、博多〜由布院を1日2往復する72系と博多〜別府を1日1往復する71系の2種類があります。

71系と72系それぞれ運休している時期があるので要チェックです。今回は夏前で71系の運休の時期であったため別府から由布院までのバス移動が必要でした。

71系は4両編成、72系は5両編成。多少デザインや内装も異なります。よくみる緑の車体に金色のラインが窓枠にも施されたものは71系です。上の写真は72系でこっちが新型。

ハイデッカー式で座席の位置がその他の列車よりも高くなっているため眺めの良さが味わえました。

旅の初めに観光列車に乗ってワクワクで出発するのも良いですが、おもてなし列車で旅を締めくくってもらうのも良いものでした。

なんと実は、この車両の客室サービスや売店の乗務員の方々が前日の「あそぼーい!」の乗務員の方々であり息子を覚えていただいていたというビックリイベントがありました。違う路線で乗務しているとは全く思いもしなかったので驚きでした。

降りる際に乗務員のお姉さんが息子にメッセージカードを渡してくださるというサプライズ付き!こういったお気持ちはとても嬉しく、旅の思い出が素敵なものになりました。

帰り際、息子の「また行こうね!」が印象的な旅行でした。

まとめ

以上、特急「あそぼーい!」と特急「ゆふいんの森」を1度に体験した旅でした。

阿蘇までの移動が課題ですが、「ゆふいんの森」が博多〜別府区間の便がある期間であればより企画しやすいのではないでしょうか。

別府も温泉地なので宿泊地として最適でした。

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